銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

SQL Server Availability Group を RHEL Clusterで作ってみる

注意: SQL Server Availability Group をRHEL Clusterで作る場合はHA add-on が必要ですが、このアドオンはAzure上ではサポートされていません。ということでサポート対象外だけど試したいという場合にAzure上でどうぞ。全体の作り方はAzure上に限らないはずです。

公開直後になんとなく作ったのですがそのときは挙動があやしかったので再度作り直してみた結果をまとめてみます。

作業の流れとしては、

  1. Clusterを構成する各NodeにSQL Serverをインストールする
  2. Availability Groupを構築する
  3. Cluster化する

となります。最後のCluste化するところではプラットフォームごとに利用するPacemaker管理ソフトが異なります。RHELの場合はpcsを使います。このエントリを読む前にこちらで概要を把握するのがよいと思われます。

blog.engineer-memo.com

続きを読む

VisualStudio 2017 RC3 から .NET Core on RHEL にリモートデバッグする

VisualStudio 2017 RC3からリモートデバッグのプロトコルにSSHが選択できるようになり、Linux上の.NET Coreプロセスにアタッチすることができるようになりました*1

blogs.msdn.microsoft.com

これは、以前ブログに書いたdocker上の.NET Coreプロセスをリモートデバッグするのと同じ仕組みだと思われます。

tech.tanaka733.net

で、MSDNブログではUbuntuが取り上げられていますが、RHELでもできることを確認したのでその手順をまとめておきます。現状では、VisualStudioで発行したバイナリを転送して実行するのが一番速そうです。これはWindowsとRHELの.NET Core SDKがまだVisual Studio 2017 RC3のcsprojの構造に追い付いていないようで、VisualStudioで認識できるプロジェクトをdotnetコマンドでビルドできなかったからです*2

*1:ブログのタイトルにPrivateがついていたり、1/31になっているのが気にならないことはない

*2:そのうち改善されるでしょう

続きを読む