銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

Azure Active Directory Domain Services (AAD DS)を使って、RHEL Serverから openldap-clients で接続してみる

AADは非常に便利なのですが、LDAPプロトコルがそのままでは使えません。LDAPを使いたい場合はAAD DSを使います。

docs.microsoft.com

なのですが、意外とLinuxのopenldap-clientsから接続する場合の手順がみつからず非常に手間取ったのでまとめておきたいと思います。なお手順は試行錯誤の末できたという状態なので、もしかすると不要な手順やよりよい手順がある可能性が高いです。ちなみに最終的にやりたかったことは、OpenShiftのmaster APIの認証をLDAP経由でAADから認証させたいということです。

Configuring Authentication and User Agent | Installation and Configuration | OpenShift Container Platform 3.5

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Microsoft MVPを再受賞しました

5年目の受賞になります。MVPプログラム全体での受賞のサイクルが変わりましたが、もともと7月受賞だったので変わりなく7月に再審査の結果更新となりました。

tech.tanaka733.net

今回もカテゴリはVisual Studio and Development Technologiesとなります。今回は加えて、AzureとData Platformカテゴリの受賞申請もしましたが、VSDTのみでの受賞となりました。正直、活動内容としてはAzureの方が多かったですし、自分のやっている活動は.NET Core on LinuxなのでVisual Studio製品との絡みはVisual Studio Codeのみなので、むしろAzureへのカテゴリ変更がありうるかもと思っていましたが、結果としてVSDTのみの受賞となりました。Data Platformは少しばかり行ったSQL Server on Linuxの活動がそこにしかカテゴライズできないので、まあ基準には満たないだろうけど活動したんだからでしておこういう気持ちで提出しました。

というわけで、今年も活動としては、

  • .NET Core on Linux
  • Linux on Azure
  • SQL Server on Linux

が中心に情報発信していく予定です。イベントとしては、.NET Core 2.0リリースや、SQL Server on Linux正式リリースがあるので、また最新情報をまとめていこうと思います。また、Linux on AzureについてはRed Hat製品のOpenShift on Azure関連で、単純にAzure上にLinuxのVM立てて動かしたよだけではなく、いかにAzureの機能を活用して使いやすくなるかについても発信していこうと思います。

2017年 .NET Core 1.x (Visual Studio 2017) プロジェクト向け AppVeyor での自動ビルドの設定

ChatWork 向けのC# クライアントを開発していて、ここ1~2年は更新していなかったものの、最近.NET Core対応させたり、API endpoint v2に対応したりしてまた更新するようになりました。

github.com

2年前にAppVeyorで自動ビルド環境を作っていましたが、当時は.NET Core対応などなくVisual StudioのMSBuildでビルドしていました。今回、.NET Core対応したので、dotnetコマンド中心に自動ビルドを対応したので、そのまとめです。作ったプロジェクトはここにあります。

AppVeyor

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