銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

StreamInsight 2.1 を Windows Server 2012 R2 にインストールする

ここ数日で一部で話題の StreamInsight をさっそく Windows Server 2012 R2 にインストールしてみました。

Microsoft StreamInsight

Microsoft StreamInsight™ は、複合イベント処理アプリケーションの開発および配置に使用できる、強力なプラットフォームです。

よく SQL Server とくっついているような謳われ方をしていますが、単独でインストール可能です。ただし、ライセンスは SQL Server (StreamInsight 2.1 では SQL Server 2012) のものが必要です。

ダウンロードはこちらから。

マイクロソフト公式ダウンロード センターから Microsoft® SQL Server® StreamInsight 2.1 をダウンロード

システム要件が

Windows 7, Windows 8 Consumer Preview, Windows Server 2008 R2 SP1, Windows Vista Service Pack 2

だったり、リリース日が 2012/06/21 だったりしますが、ひとまずこれが最新です。StackOverFlowせんせーによれば、StreamInsight には未来があるそうなので信じましょう。

cep - Does StreamInsight have a future? - Stack Overflow

x64版のサーバーをWindows Server 2012R2 にインストールします。システム要件には書いてありませんが、とりあえず動きました。

インストーラーを起動しまして、

f:id:tanaka733:20140225005928p:plain

使用許諾にOKすると、インスタンス名を聞かれるのでここでは「Default」と入れておきます。

f:id:tanaka733:20140225010027p:plain

次にプロダクトキーを聞かれるのですが、とりあえず使う場合には試用版でよさそうです。プロダクトとして使う場合は、SQL Server 2012のプロダクトキーを入れます。なお、MSDN Subscriptionのライセンスを使う場合は公式ブログの手順にしたがって、SQL Server2012のISOをダウンロードして、 \x64\DefaultSetup.ini か X:\x86\DefaultSetup.ini に書かれているPIDを入力します。

Where is the PID for StreamInsight on the MSDN ISO? - Microsoft StreamInsight - Site Home - MSDN Blogs

次にサービスを作成するようにチェックを入れて、(ついでに接続できるようにもしておいて)

f:id:tanaka733:20140225010446p:plain

インストールします。インストールしたら起動する前にSQL Server CEのインストールをします。"C:\Program Files\Microsoft StreamInsight 2.1\Redist\SSCERuntime_x86-ENU.msi""C:\Program Files\Microsoft StreamInsight 2.1\Redist\SSCERuntime_x64-ENU.msi" をこの順でインストールします*1

そしてサービスを起動します。

> Start-Service 'MSSI$Default'

あとはサンプルプログラムを動かしていけばいいのですが、それは次回にしましょう。

*1:x64のインストールにx86が必要