銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

AZ-300 Microsoft Azure Architect Technologies に合格しました

Ignite The Tourに参加するといくつかの検定試験の中から一つ無料で受けられます。

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というわけで時間がある冬休みに受験を思い立ち、1週間ほど準備して合格しました*1。どんな準備をしたかについてメモしておきます。

AZ-300の立ち位置

認定資格のAZ-300については試験範囲と配分、料金など詳細があるのでまずこちらでチェックしましょう。先月アップデートがあったらしく、変更点についてもドキュメントがリンクされています。

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AZ-300とAZ-301: Microsoft Azure Architect Designを両方合格することで、Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expertという資格を得ることができます。

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こちらからダウンロードできるすべてのロールベースの認定資格へのガイド」というドキュメントによると、現在Apps & Infra および Data & AI分野で最上位のExpertクラスの認定資格となっています。同じ分野の最上位の資格としては「Azure DevOps Engineer」もあります。

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Microsoft Learnによる自習

会社でLinux Academyのコンテンツを学習できるので最初そちらで勉強していたのですが、後から気づいたMicrosoft Learnのコースの方が圧倒的によかったです。日本語だというメリットも大きいですが、内容としてもきちんと最新の機能に対応が進んでいました。また、Microsoft Learnではハンズオンラボがあり、一部のコンテンツは例えば次のコンテンツのように無償の環境で試すことができます。この環境は1日に10個まで使え、次の日になると(多分消費した後24時間経つと)使った分がリセットされます。よっぽど1日に詰め込んでやらない限りは消費しきらないと思います。

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また、そのほかのハンズオン課題は無償の環境ではなく、自分の環境を使ってハンズオンする形式になっています。

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できれば実際に作った方がいいと思いますが、難しい場合でもコマンドや結果をみて学習するだけでもかなり役立つと思います。これらのハンズオンをやっておくことは試験にかなり役立つと思います。

Microsoft Learnのどのコンテンツをやるのかについては、試験詳細のページの下部にリストされています*2

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かなりの量がありますので、自分の不得意な分野や触ったことのないサービスからまずやっていくのがいいかと思います。ちなみにこのリスト全部終わらせるとMicrosoft Learnのレベルが10に到達します。

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試験の配点も詳細に書いてあるので、たくさん出るであろう範囲を理解しておくことが重要かと思います。リストを見ればわかるように、コンテナ周りは実はそこまでなくて*3、意外とエンタープライズなオンプレミスの接続(Express RouteやVPN Gateway)だったりオンプレミスからの移行やBCP(Azure Site RecoveryやAzure Backup)などのコンテンツが豊富です。自分にとってはこの辺りはほとんど触ったことがない分野だったので重点的に勉強しました。

という感じで、半分くらいMicrosoft Learnの宣伝になってしまった気がしますが、実際のところ試験対策として良かったですし、Azureの機能を一通り抑えることができたので今後の仕事にも役立ちそうです。

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*1:得点としてはかなりギリギリでしたが公式認定証が出たので大丈夫でしょう

*2:最初これに気づかずLinux Academyをやっていた

*3:コンテナやAKSばかりやってた自分には残念だった