Radiusに関してしばらく記事を書いていなかったので最近のRadiusについてまとめようと思います。
v0.29のリリース
最新版は1/6にリリースされたv0.29です。
ハイライトとしては2点あり、1つはエッジバージョン(edge version)の公開です。最新の機能を取り込んだバージョンをエッジバージョンとして利用できるようになりました。以下のドキュメントから手順を確認できます。
2つ目はdevcontainer機能としてrad CLIが利用できるようになりました。devcontainerやCodespaces にrad CLIとその依存関係を自動的にインストールできるようになります。
またリリースノートには記載なく、どの時点で更新されたかわかりませんが、Visual Studio Codeで利用するBicepの拡張機能ですが、Radiusを使う場合には本家のBicep拡張機能をアンインストールし、Radius Bicepをインストールするように案内されています。
ロードマップ
ロードマップが公開され、ブログ記事が出ています。
ロードマップのポイントとしては、
- 現在の目標と計画を表している
- 実装予定時期などは公開しない
- リリースのたびに評価しなおす
- 現時点ではプロジェクト管理者の優先順位が反映されているが、パートナーが増えるにつれて見直される可能性がある
といったところです。
現時点でのロードマップで個人的に興味があるのは、レシピについては、AzureだけでなくAWSなどさまざまなリソースを対象にすることやRadiusで展開する前にすでにプロビジョニングされているリソースに接続できるようにすること、Radiusのアプリケーショングラフに関するダッシュボード、サーバーレスコンテナランタイムへの対応、といったあたりです。