前回の記事で紹介したPodSpecを適用するサンプルプロジェクトを試してみたいと思います。
こちらのドキュメントで紹介されているものになります。
まずは、ドキュメント通りシンプルなRadiusアプリケーションを定義し展開します。
いったん終了して、以下をリソース定義に追加します。
runtimes: { kubernetes: { pod: { containers: [ { name: 'log-collector' image: 'ghcr.io/radius-project/fluent-bit:2.1.8' } ] hostNetwork: true } } }
Radiusのcontainerリソースに定義されているruntimes設定を利用しています。runtimesは(おそらくサポートするRuntimeがkubernetesのみなので)現状kubernetesというキーのみを取り、baseとpodという2つの設定でカスタマイズできます。今回はpodを使っており、podの値として設定した内容がPodSpecに反映される仕組みになっています。今回の例では、fluentbitのコンテナーをサイドカーとして追加し、hostNetworkを有効にしています。実際に展開すると、ログの転送が開始されています。
実際に展開されたPodの定義を確認しても適用されていることがわかります。