ぐぐらびりてぃの低さで有名*1なConnect();の1日目のキーノートが終わりました。Linux関連*2での新機能等の発表をまとめてみました。
ニュース系
MicrosoftがLinux Foundationのプラチナメンバーに
SamsungがMicrosoftと協力して、Tizen上で動くアプリを.NET で開発できるように
Xamarin.Formベースのなにか、でVisual Studio Tools for Tizenで開発できるとか
開発ツール系
Visual Studio 2017 RC
次期Visual Studioとなる2017のリリース候補版が公開されました。IntelliSenseやNavigationなどの機能強化、Azure Container Serviceの連携といった、現行バージョンでは拡張として提供されていた機能がVS本体に取り込みなどが行われています。Visual Studio拡張についても変更が発表されていました。
.NET Core/ASP.NET Core/EF Core 1.1 公開
.NET Core 1.1で待望のFedora24サポートです。他にも対応ディストリが増えています。また、.NET Standard 1.6をサポートしました。.NET Standard 2.0*3は次期リリースでの対応予定です。
また、微妙に場所がバラバラだった各種ドキュメントが docs.microsoft.com に集約されました。
.NET Core Tools MSBuild “alpha” リリース
MSBuildがLinuxの世界にやってきました。project.jsonから*.csprojになります。Tooling系はいまだにpreview3という正式リリース前という状態になっています。
ASP.NET Core MVCが TechEmpower round13 で素晴らしいベンチマーク結果
Linux上でのベンチマーク結果になります。ASP.NET Core 1.1の新機能としては、URL RewriteやResponse CachingといったIISでできていた機能がMiddlewareで追加できるようになっています。
Visual Studio Tools for Docker 機能強化
複数プロジェクトのデバックサポートとか、Azure Container Servicesとの連携強化など。VS2017では本体に取り込まれる予定です。
Azure系
Azure App Service on LinuxがContainerとASP.NET Coreをサポート
Azure Container Sercice機能強化
11/7に発表済みですが、OSS化された上で、kubernetesのサポートとかAzure Container Registry(preview)の追加などが行われています。
Dataplatform系
SQL Server on LinuxがPublic Preview
ついに、ようやく、ですね。本日よりPublic Preview開始です。Container上でも動くようです。
SQL Server v.Next—SQL Server on Linux | Microsoft
Visual Studio Code extension for SQL
SQLServer の強みはRDBMSそのものだけではなくて、GUIによる管理ツールにもあったりするのですが、Linuxにもその強みを活かそうということなのか、Visual Studio Code拡張としてツールが公開されました。
というわけで、Linuxに関連しそうな内容だけでも盛り沢山のリリースでした。それぞれの詳細については、別途ブログにしたいと思います。