.NET Core RC1 (2015/11/18) より約半年、ようやくRC2がリリースされました。
.NET - Powerful Open Source Development
さあ、さっそく .NET Core RC2 on RHEL を試そうといきたいところですが... .NET Core on RHEL は Red Hatから提供するためか、もうしばらくかかるようです。
.NET - Powerful Open Source Development
Windows環境向けには、CLIベースのSDKと、Visual Studio 2015 ("15"ではない)用のToolsが「preview」として出ています。どうやら、RC2ですが、コンパイラなどを呼び出すツールまわりはまだPreview扱いのようです。
.NET Core本体のRelease NotesはGitHubにあります。
core/Release-Notes-RC2.md at v1.0.0-rc2 · dotnet/core · GitHub
詳細なRC2の機能は改めて試すとして、このページの下の方にGitHubのリポジトリへのリンクで、.NET CoreやらCore CLIやらcorefxといった表示がされています。それぞれ役割が分かれていて、
- .NET Core : .NET Coreのホームリポジトリ。ドキュメントとか各リポジトリへのリンクとか。
- coreclr : .NET Coreのランタイム
- corefx : .NET Coreのフレームワーク。開発するのに必要となる基本的なライブラリ群。コレクションとか、ファイルシステムとか、コンソールとかを扱うためのライブラリが含まれている。
- .NET CLI : .NET Coreのコンパイルをしたり実行するためのコマンドラインインターフェース。dnxとかから、dotnetに変更されました。
となっています。これ以外にも .NET Foundation · GitHub にはたくさんリポジトリがあって、独断と偏見でいくつか挙げてみると*1
- Roslyn : .NET Compiler platform
- LLILC : LLVMベースのコンパイラー
- CoreRT : AOT最適化されたランタイムと.NET Nativeコンパイラーツール群
- Roslyn Project System : VS "15" 向けプロジェクトシステム
- Swag : Tシャツやカップといったノベリティグッズなどのアートワーク
などなどあります。dotnet のみならず、aspnetにはもっと多くのリポジトリがあるので、なかなか把握してUpdateを追いかけるのは骨が折れますね...
*1:なかには Initial Commitしかないとか空の状態のリポジトリとかがある