銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

Microsoft Quantum Development Kit 0.6がリリースされていました

GWの最中、破壊的変更を含む0.6が出ていました。

docs.microsoft.com

主な変更点です。

  • (0.6より前からですが) Pythonとの連携が進み、Jupiter NoteBook上での実行ができるようになっています。これに伴って、インストールのドキュメントもPython推しになっています。
  • いくつかのsyntaxが追加されています。setステートメントの左辺に配列要素が使えなくなっており、その代わりにcopy-and-update演算子 w/を使う必要があります
  • 標準ライブラリが大幅に変更されています。名前空間の変更や、Q# Style Guideに従うように名前の変更などもあるようです。変更前のコードはdeprecatedとしてコンパイル時警告が出ますが当面動くとのことです。
  • サンプルも追加・更新されました。F#からQ#を呼び出すサンプルが追加されています。

アップデートについてはこちらに記載があります。

Quantum Development Kit preview release notes | Microsoft Docs