銀の光と碧い空

クラウドなインフラとC#なアプリ開発の狭間にいるエンジニアの日々

無料のRed Hat Developer Program でSQL Server on RHELを体験してみる

本日10月2日にSQL Server on RHEL がGAされると発表がありました。

blogs.technet.microsoft.com

www.redhat.com

RHELだと試すのにもSubscriptionの購入が必要と思われるかもしれませんが、開発者向けプログラムを使うと無料でお試しすることができます。以前にも記事を書きましたが、ここから登録して使えます。そして、SQL Serverも試すことができます。

developers.redhat.com

このプログラムを使ってHyper-V上にRHELの仮想マシンを作成するときの注意事項が、過去の記事です。

tech.tanaka733.net

では実際にこの仮想マシン上でSQL Serverを試してみましょう。もし古いままの仮想マシンがある場合は、作り直さずともyum updateで更新すればOKです。また、subscriptionの登録も行ってください。Red Hat Developer Programの場合の手順はこの記事に記載しています。

tech.tanaka733.net

あとはMicrosoftの公式ドキュメントの手順に従えばインストールできるのですが、

docs.microsoft.com

こちらのリポジトリを使ってハンズオン形式で進めることができます。

github.com

READMEに手順が書いているのですが、git cloneした方がはやいとおもいます。

$ git clone https://github.com/mheslin/SQL-Server---RHEL-BM-Demo.git
$ cd SQL-Server---RHEL-BM-Demo
$ chmod +x *.sh

で、$ ./demo.shと実行すると実行されるコマンドが表示されながら、1つ1つインストールや基本的なDB接続とクエリを試していくことができます。画面表示が止まったと思ったらEnterキーを押すと進んでいきます。入力が求められる箇所では適宜入力してください。なお、DB管理者のパスワードはRedHat123!でないとスクリプトが動きません...

f:id:tanaka733:20171002165605p:plain

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なお、この手順途中で失敗してもやりなおしできないので、もしかするとスクリプトファイルを直接みて、コピペなどで1つずつ実行した方が使いやすいかもしれません。パスワードが固定なのは実行するコマンドがこうなっているからです。

github.com

Red Hat Developer ProgramはSQL Server以外にも様々な製品が試せるのでぜひ活用してください。